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(06.6.9)
職場の玄関扉に大型の美しい蛾がとまっていました。4〜5cmある羽の色は端から端まで鮮やかな若葉色。とまっている姿を撮り,続けて裏面と顔を撮ろうとそっと手に移したのですが,もたもたしている間に飛び去ってしまいました。帰ってから図鑑を見たのですが分からず,ネットで調べたところカギバアオシャクと判明。幼虫はコナラ,クヌギ,カシなどを食べ,宮城県では準絶滅危惧種にもなってい
るとのこと。美しい色から愛好家の間では割と人気のあるようで,「ようやく手に入れた…」というコメントもありました。ちょっと嬉しいです。 |
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(06.5.25)
初夏の庭,まだやわらかな新芽の付け根に1〜2cmほどの泡の塊がありました。これはシロオビアワフキムシの
幼虫の巣。泡をよけると,中から2〜3mmの小さな主が現れます。アワフキムシはセミの仲間で,吸った草木の汁をお尻から出し(セミのおしっこですね),足でこねて泡立て,その中で成長します。草木の種類は選ばないようで,いろんなところに泡の家がありました。 |
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(06.5.5)
GWのこどもの日,家族で山中温泉に出かけました。山中温泉には鶴仙渓という美しい渓流があり,その流れに沿って遊歩道があります。川の音,樹々の香りの中を歩く遊歩道は,川の飛沫やコケから滴る水滴でひんやりと湿った空気に包まれています。その道すがらで緑鮮やかなモリアオガエルを見つけました。泡に包まれた卵を池の上に張り出した枝に産み付けるので有名なカエルです。我が家の庭ではないですが,近くで写真を撮る機会
は滅多にないのと,なかなか上手に撮れたので,ここの仲間に入れました。 |
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(06.2.12)
前年の晩秋に我が家の庭木に初めてかかったはやにえのカナヘビです。冬に備えたモズが,カエルやトカゲといった餌を木の枝に刺したり引っ掛けたりし,たいていの場合それを忘れてしまうものです。うちの地方では晩秋に見つかるはやにえの高さで,その年の雪の量を計るといい,これは1mほどと結構高めでした。確かに雪の多い冬になった今年,ちょっと驚きです。 |
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(05.8.10)
昆虫にちょっと興味のある人なら,いつかは本物を見てみたい虫がきっといると思います。しかも,最近の昆虫ブームで見ることができるようになったカブトムシやクワガタの仲間ではなく,お店では見られないもの。例えば美しい羽で有名なタマムシ,そしてこのハンミョウなどは代表選手でしょう。夏休みのある日,目の前の地面にいるのを見つけ,興奮しながら近づいていくと,4〜5mほど飛んでは先に止まることの繰り返し。別名“道教え”と呼ばれるわけがよく分かりました。 |
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(05.7.31)
夜の灯かりに誘われたのか,いつの間にか家の中に4cmほどの虫が入ってきていました。トンボでもなくガガンボでもないこの虫はウスバカゲロウ,有名なアリジゴクが親になった姿です。色,形といい,羽をパタパタさせながらよろよろ飛ぶ姿といい“薄馬鹿下郎”を思い起こさせますが,たぶん“薄羽蜉蝣”が正しいのでしょう。写真を撮ったあと,つまんで外に出してやりました。 |
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(05.7.31)
というわけで(すぐした参照),その後すぐにキアゲハはサナギになり,毎日チェックをしていたある朝,立派な親になりました。まだ羽化したばかりで飛んでいく様子もなかったので,そっと指に移して垣根に乗せ,まったく痛んでいない美しい羽を記念撮影をさせてもらいました。昼にもう一度見に行った時にはすでにいなくなったあと。ひと夏を存分に楽しんでほしいと思います。 |
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(05.7.18)
プランターで育てていたパセリ,ある日ふと見るとでっかいキアゲハのイモムシ(終齢幼虫)がででん…。ここまで大きくなるまで気付かなかったのも弱ったものですが,もうすぐ蝶になる身,本人(本虫)も臭いオレンジの角を出して抗議していたので,パセリは彼(彼女?)に進呈して,羽化を楽しみに待つことにしました。 |
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(05.7.2)
早朝,庭に出てぶらぶらしていた時にふと頭上のぶどう棚を見上げたら,ごらんの赤と黒のツートンカラー。ゲンジボタルでした。自宅は山手で,近くには川や用水も流れているので,夏になるとわずかですがホタルが出ます。夜に見つけるならともかく,日中に見つけてしまうあたりが我ながら大したものです(笑)。そっと手に取り,両手で包んで隙間から覗いて見たら,しっかりと光ってくれました。娘たちが交互に覗き込んだあと,静かに飛んでいきました。 |
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(05.6.19)
アメリカハナミズキの葉裏で見つけた小さな陶工の作品。くわしい種類は分かりませんが,トックリバチの仲間の作ったものだと思います。大きさは1cmちょい,土でできた小さなつぼは,たぶん中にイモムシかなんかが入って,そこに卵が産み付けられているはずです。しかしこうして自然の世界に明らかに器の形の造形が置かれていることって,考えてみるとすごいことだよね・・・。 |
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(05.6.19)
体調が5cmにもなる日本で最大の蜂,オオスズメバチが庭にやってきました。この時期,庭のヤマボウシの葉表にキラキラと光る皮膜のようなものが出て,盛んにそれを食しているご様子。どんなものかは分からないのですが,多分甘いものなんじゃないかな・・・。スズメバチというと民家の軒先に大きな玉のような巣を作るイメージがありますが,あれは見た目はよく似ているけれど,もう一回り小さいキイロスズメバチ。こちらのオオスズメバチは,木の洞や地中の隙間に巣を作ります。 |
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(05.5.5)
枯れた庭木の枝を使った自作の小垣の下に謎の木屑がこぼれているのを見つけました。耳をすますとそのすぐ上の枝の中からカリカリという音がします。頭を下げて覗き込むと,下向きに1cmほどのきれいな穴が開いており,しばらく見ていると,お尻から出てきたのはクマバチでした。いわゆる蜂の巣を持たないクマバチは,お母さんが1人でせっせと働きます。 |
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(05.4.27)
春になり,ツバメがやってきました。お向かいの家の車庫の中に巣をかけていて,1日中出たり入ったりしています。我が家には巣はないのですが,家の前の電線にとまってピ−チクジュリジュリ鳴いている姿は本当にかわいいくて大好きです。白と黒の体に喉もとの赤色が爽やかで美しいのですが,青空を背景にした姿はことさらです。ツバメが飛ぶ季節が来るとなんだか気持ちがウキウキしてきます。 |
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(04.7.25)
下の方にカマキリを載せておきましたが↓,秋に産んだ卵は冬を越し,春から初夏にかけてちっこい子どもが生まれてきます。色づいてきたブラックベリーの葉陰にチビカマキリを見つけました。少し大きくなって褐色がかっていた体の色も親と同じ緑色になっていますが,羽はまだ生えておらず,その手の鎌もまだまだ柔らかそうです。でも本人(本虫)はすっかり強気です。近づくこちらを振り返り,にらみをきかせています。ぜんぜん怖くないよ(笑)。 |
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(04.7.25)
我が家の周りでは,夏になるとあちこちからギ〜ッチョンの声が聞こえてきます。声の主はおなじみのキリギリス。バッタ類をすべてキリギリスと呼ぶ人がいますが,本物はこれ。5cmほどの大型の虫で,鳴くのはお尻に剣のないオスだけ。その泣き声の爽やかさに加え,キュウリやナスで飼える手軽さから,昔からよく飼われていたようです。風通しのよい網の虫かごを使い,ジャムの蓋などにカツオ節を入れておくと,強く,長生きします。ここ数年我が家の夏休みには欠かせない存在です。 |
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(04.6.27)
どこにでもいる蚊の親分のようなガガンボの仲間は漢字でも“大蚊科”と書くそうで,嫌がる人も多いようです。でも実際には血を吸うこともなく,捕まえると長〜い足がすぐに取れてしまう華奢な虫です。この写真は玄関脇にとまっていた大きなガガンボ。正式な名前はミカドガガンボといって日本最大の種類です。左に置いた定規でもお分かりのように10cm余りもあります。図鑑によれば「多くはない」そうなので,ちょっと嬉しかったのでした。
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(04.6.24)
庭の水撒きをしていたら,コンクリートブロックの陰からヒョコヒョコと出てきたヒキガエル,いわゆる“ガマ”です。ヒキガエルは体から毒性のある分泌液を出すので“ガマの油”なんていう話も出てきたようですね。近所に池や田んぼがあるわけでもないので,どうやって現れたか不思議ですが,どちらかといえば山手の住宅街なので,雨降りの日にでもヒョコヒョコと遠出してきたのかもしれません。同じ蛙では一番よく見かけるアマガエルの写真をまだ撮れずにいるので,このコーナーで初めての両生類になりました。
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(04.6.19)
掃除をしていたら,写真を撮りそこなって悔しい思いをした↓ジュウサンホシテントウらしき虫がカーテンの陰からミイラになって出てきました。「写真を撮ったら逃がしてやろうと思ったのに,逃げたお前が悪いのだぞ」などととつぶやきながら待望の撮影。ところがあらためてよく観てみると,星の数がなにやら多い…。13個の星があるからジュウサンホシテントウであって,星が20個もあったら別の虫です。というわけであらためて昆虫図鑑で調べると…,ヤナギハムシ「ヤナギ類に普通」。ちょっとがっかりです。
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(04.5.15)
夜,外灯によく飛んでくる体長1cmに満たない小さなコガネムシはうっすらと“りん片”をまとった羽を持つものが多いので,一般的なコガネムシのイメージのツヤツヤ,ピカピカではなく,ビロウドがかって見え,名前もそのままビロウドコガネ類といいます。この写真はアカビロウドコガネ,平地なら街中でも普通に見られる種類ですが,ご覧のように花芽をかじったり,葉っぱをかじったりする弱った奴です。
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(04.5.15)
時々この写真のような黒地に赤い四つ星の昆虫を見ることがあります。この模様は虫の世界ではメジャーらしく,地表でよく見られる仲間,動物の死骸に集まる仲間,キノコに集まる仲間など,いろいろな種類に見られます。この写真の虫は多分キノコを食べる種類のもので,カタモンオオキノコムシかモンキゴミムシダマシ。そうは言うものの庭にキノコが生えているわけではないので,腐葉土につく菌糸を食べたりしてるんじゃないかと思います。
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(04.5.5)
長い触角を持つこの虫は,最初に見た時には庭の大悪党カミキリムシの仲間だと思っていたのですが,娘が「ジョウカイボンというんだよ」と教えてくれました。図鑑を調べてみると確かにその通りで,葉上によく見られる肉食の昆虫とのこと。虫のことには少々自信があった自称“虫博士”だったのですが,ジョウカイボンはまったく知りませんでした。ものすごい本好きで文字通り“本の虫”の娘は,図鑑すら読書の対象にしてしまっていたのでした。かくして自称“虫博士”は親子2代の称号になりました(笑)。
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(04.5.4)
少し前のこと。今までに見たことがないテントウムシを捕まえたので,ビンに入れ図鑑で調べると,「ジュウサンホシテントウ;多くない種である。」とよく似ている!
慌ててカメラを持って戻ってみると…いない!
で,教訓。「何か見つけたら,まず撮影」。というわけで,庭木の葉っぱに美しい緑色のハムシの仲間
(アオハムシダマシ?)がくっついていたのですかさずパチリ。体長は触角を入れても5ミリほどの小さいものでした。
追:ちなみに逃げたテントウムシの一件は後日談がありました。くわしくは04.6.19↑を。
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(04.5.3)
春になり,我が家の庭も一斉に草木が芽吹き,花が咲いています。その中に毎年実をつけてくれるブルーベリーもあり,白い小さな花をつけています。早起きした朝,窓越しにふと目をやると,それほど多くはない花をつついている不届き者に気付きました。犯人は以前下でも紹介したお馴染みのヒヨドリ。普通はとても警戒心が強いのですが,まだ若いらしく花に夢中の様子。振り返ったところをパチリ。以前に撮影した時はカーテン越しだったのですが↓,今回は上手く写真に収めることができました。
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(04.2.11)
我が家の庭に訪れるお馴染みさんの筆頭にもかかわらず,スズメの写真は撮っていませんでした。1月末から2月の頭にかけて例年になくたくさんの雪が降った冬の晴れ間,庭一面の雪の上でなにやらついばんでいる様子。どうやらいいお天気で融けだした雪の中から,節分に撒いた豆が顔を出していたようです。あまりに身近な存在のスズメですが,あらためてそーっと観ていると,その大きさや仕草,そして茶と黒と白の色合い,本当にかわいい鳥だと思います。
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(03.9.28)
秋の蟷螂(カマキリ)の姿には,なぜか寂しさを感じてしまいます。産卵するための十分な栄養が必要なメスが,時に交尾が終わったオスを食べてしまうという有名な話のせいなのか,夏の間素早い動きで他の虫を捕まえていた強い彼らが,秋になるとすっかり動きが鈍くなり,暖かい日なたの壁や枝先にそっとたたずんでいる姿を見せるようになるせいなのか,いずれにしても秋の蟷螂の姿には,なぜか寂しさと夏の終わりを感じます。
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(03.9.15)
娘が幼稚園からもらってきた観賞用トウモロコシ。収穫のあと,放っておいたその茎にとまっていたのはイナゴ
(コバネイナゴ?)です。昔は農薬をあまり使わなかったせいか,秋近くには,家の周りの田んぼにたくさんのイナゴがいました。今では食べる人は少ないようですが,実家の信州ではイナゴを食べます。袋いっぱい捕って帰り,祖母が佃煮を作ってくれたのを思い出します。
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(03.7.26)
ジャノメチョウの仲間は,ちょっとした木陰や草陰があるところならどこにでもいる身近で地味な蝶です。人が近付くとすぐにヒラリヒラリと飛び回るので,じっくりとその羽模様を観察する機会は案外少ないのですが,名前の由来になった“蛇の目”はもちろんのこと,シックな薄茶色の鱗粉や体毛は,ちょっと意外なほど美しいのです。
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(03.7.26)
庭の隅にある木の上に,いつのまにかアシナガバチが巣を作っていました。身体の模様や巣の形からセグロアシナガバチのようですが未確認。始めは小さな巣に1匹だけだったのが,次第に手伝う家族が増え,増築が進んで,夏の盛りにはこんな大所帯に。雨の日も風の日もひたすら働き続けた後,9月の終わりに忽然と一家で姿を消し,立派な巣だけが残されたました。
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(03.7.19)
大事にしているブラックベリーには悪さをする面々がいろいろやってきます。このコフキコガネも葉を食べる害虫。とはいえ薄茶の産毛がうっすら生えた体にブラシのようなヒゲ,つぶらなひとみのかわいい顔。どうにも憎めない奴です。
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(03.7.12)
プランターで育てているおもちゃカボチャ(→)にやってくるオオニジュウヤホシテントウ。見た目はたくさんの星模様を身にまとったおしゃれでかわいいテントウムシですが,アブラムシを食べるナナホシテントウなどの種類と違い,ごらんの通り葉っぱをかじる害虫です。それにしても食菜の情報はどこから手に入れるんでしょう…。
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(03.7.5)
7月に入り,ギボウシが花をつけ始めると盛んにやって来るのがマルハナバチの仲間。ブンブンいう羽音も大きく,割と大型(2〜3cmくらい)のハチなので近寄るとちょっと恐いのですが,本人(本虫?)たちは花から花をひたすら飛び回り,そばの人間などまったく眼中にない様子。曲がったオシベの花粉が背中にくっつくようで,受粉の大事な役目も引き受けてくれているようです。
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(03.6.29)
03.4.29↓で紹介した,バラの木を枯らしたテッポウムシ。その親の姿がこのゴマダラカミキリです。木をかじって穴をあける鋭い牙の間に髪の毛を持っていくと一瞬でぷつんと切ってしまうので,カミキリムシの名前がついたようです。長いヒゲも入れて5センチを超える大きさ,黒地に白の斑点模様,その見た目から子どもたちにも人気がある虫の代表のひとつですが,いかんせん幼虫も成虫も樹木の大敵の害虫。なんとも弱ったものです。
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(03.6.18)
うちの庭にクワガタが登場! そう,見た目は地味ですがこれでも立派なクワガタの仲間で,コクワガタという名前の通り,小さな種類(3センチくらい)です。この写真はメスなので,クワガタのシンボル“大あご”がありません。庭で見かける虫は圧倒的に木や葉を食べに来る害虫が多いのですが,クワガタやカブトムシの仲間は樹液をなめ,朽ち木や腐葉土をゆりかごにする善人(善虫?)です。人気があるのも分かりますよね。
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(03.5.5)
バラの樹には本当にたくさんの生き物が集まってきます。この5ミリほどの小さな虫はオトシブミ。葉っぱに切り込みを入れてから器用にくるくると丸めて,その中に卵を産み付けます
(写真の右上に見えますね。まるで柿の葉寿司!)。やがてそのゆりかごは枝から地面に落ち,生まれた幼虫はそのゆりかごを食べながら大きくなります。たしかに害虫なんですが,その変わった習性と見た目のかわいらしさで,なんだか憎めない奴です。
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(03.4.29)
たぶん冬のあいだ冬眠していたカナヘビ・ファミリーが,春になり,暖かくなってきたとたんに姿を現し始めました。彼らがのんびりと日なたぼっこしている石やコケの横で,草取りやら花植えやらの庭いじりをしていると,この写真のように,「うっせ〜な〜」とでも言いたげな顔で振り向いては,かさこそと別のポジションを探しに移動していきます。
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(03.4.29)
G.W.の1日,久し振りに庭をいじっていたら,目の前の落ち葉の上を,4センチほどの青黒く光る美しい虫が走り過ぎようとしていました。捕まえてみたところオサムシのよう。娘に図鑑を持ってこさせて確認したところオオオサムシと判明。この仲間は肉食で,他の虫やミミズなんかも食べてしまう強者ですが,その羽色は本当に美しく,集中的に採集,収集しているコレクターもいるほど魅力的です。あの手塚治虫さんもその一人だったらしいですよ。
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(03.4.29)
昨秋,大切にしていたバラが枯れてしまいました。大きな根株の周りに木屑がこぼれていたので,たぶんテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が入ったな…と予想はしていたのですが,この春撤収したら,いましたいました!丸々と太ったゴマダラカミキリの幼虫です。ファーブル昆虫記によると,こいつをあぶって食べたら結構いけた,という記載もありますが,さすがにこの見てくれではねえ…。試す勇気はありませんでした。
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(03.1.5)
雪が降った冬の朝,ぶどう棚のわずかの名残をつつきにきた2羽のヒヨドリ。彼らは住宅地でよく見られる野鳥で,庭の実をついばむ常習犯。だから警戒心も非常に強く,常に周りをきょろきょろ見回しています。ちょっとでも人の気配を感じると,ピィ〜ピィ〜という甲高い声を残してすぐに飛んでいってしまいます。この日は,部屋の中からレースのカーテン越しにそ〜っと写真を撮らせてもらいました。…すいません,分かりにくいですね。
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(02.summer)
ああ,トカゲ!と思われた方。こいつは本当の名前をカナヘビと言います。もちろん“ヘビ”とは言っても見たとおりトカゲの仲間です。カナヘビは我が家の庭のお馴染みさんで,結構しょっちゅう見かけます。昨夏は子どもが生まれたようで,ちっこいのがチョロチョロしていました。
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(02.summer)
フワリフワリと飛び交うイトトンボの仲間
(オオアオイトトンボ?)。庭の木陰にお住まいです。うちには水鉢がないので,どこで生まれてくるのかちょっと不思議です。金属光の青緑色に光る体はなかなかきれいです。トンボは小さな虫を食べてくれるので,もっと増えてくれるといいのですが,時々見かける数匹だからいいのかもしれませんね。
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(02.summer)
庭では珍しいショウリョウバッタ。住んでいるのではなく,たぶん近所の原っぱから飛んできたんでしょう。飛ぶときにチキチキっと鳴くので「チキチキバッタ(そのまんまですね)」とも呼ばれます。映画「となりのトトロ」で,さつきちゃんがめいちゃんを探すシーンで出てきていました。ちなみに鳴くのはこのオスだけで,大きさは5pくらい。鳴かないメスは10pくらいもあります。
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(02.summer)
触角まで入れて2〜3cmの大きさのトラカミキリの仲間。美しい体の模様が印象的です。花にやってくる姿も見かけますが,本によるとブドウなんかをかじり食する悪役のようで,早々にお引取り願いました。 |