更新履歴と最近のトピックス
What's New?

Introduction /慢性腎炎/IgA腎症/低蛋白食 /What'sNew】


更新履歴(トピックスの解説は履歴の後にあります)

1998年8月14日:Drミッチィーのホームページ開設

                  

最近のトピックス

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

ACE阻害薬はこれまで,妊婦に対する安全性が確立されていないと説明書にも書かれてありました。事実,羊水過少による胎児の肺の形成不全により呼吸不全をおこして死亡したことが報告されました(Obst Gynecol 78:128-135,1991)。しかし,妊娠前期(first-trimester)までACE阻害薬を投与していた妊婦の132人の新生児には奇形がみられなかったことが報告され(Drugs in preg and lact 1994),ごく最近のまとめ(総説)では「妊娠が発見された時点で中止すれば問題はないものと考えられる」と記載されています(Am J Kidney disease 33:235-252, 1999)。

-------------------------------------------------------

 幼い頃から腎臓疾患のネフローゼ(巣状糸球体硬化症)を患い、人工透析を続けている主婦A子さん(25)が平成10年12月28日、当院で男児を出産しました。

 人工透析患者の出産例は全国でも50例に満たないと言われています。宿った幼い命が母体の老廃物の影響を受けないように連日のように苦しい透析を続け、流産の危機を乗り越えるための手術や点滴にも耐えた末の朗報で、A子さんは「夢がかなった。これから育児と透析に頑張り、しっかりしたママになりたい」と、保育器で眠るわが子を両手に抱く日を心待ちにしています。(1998/12/29)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

サイクロフォスファマイド(cyclophosphamide:シクロフォスファミドとも発音します)(商品名:エンドキサンなど)で使用後7カ月から12年までの間に2.7%の人に膀胱ガンが発生した。(医学雑誌 Annals of internal medicine 1992, Kidney international 1998)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

病床にあって、最後の最後まで将棋の
棋譜をつぶやいていたという。昨年9月、
進行性膀胱ガンのため、29歳の若さで
亡くなった村山聖(さとし)八段
 幼い頃から腎臓に持病を抱えていた。ネフローゼ症候群のために小学校時代の半分を病院のベッドの上で
送った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

昨年1年間でおよそ5000人のIgA腎症の患者さんが透析に導入されています。

昨年の透析導入は28000人でした。このうち40%の10000人が慢性腎炎で、その中の半分がIgA腎症と推測されています。つまり、昨年1年間で5000人のIgA腎症患者が透析に導入されたことになります。 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

大豆を中心とした菜食は腎機能悪化を防止し、ネフローゼに伴う高コレステロール血症を改善する1998年10月7日

 蛋白質をとると糸球体のろ過圧が上昇し、糸球体の破壊につながります。この場合、糸球体のろ過圧は蛋白の摂取量にも関係しますが、摂取した蛋白の性質によっても違ってくることがわかってきました。

 牛肉を食べた場合は糸球体のろ過圧が大きく増加するのに対し乳製品では増加する割合が少なく、大豆蛋白ではほとんど認められません。また、大豆を中心とした菜食は、ネフローゼに伴う高コレステロール血症を改善することもわかってきました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

漢方薬や中国茶に腎臓を悪くする成分が含まれていることがあります。

「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」や健康茶などに含まれるアリストロキア酸により、尿細管の細胞がやられて間質性腎炎を起こします。別名「Chinese herb nephropathy」と呼ぶこともあります。H10年の腎臓学会でも10例近くが報告されています。1998年10月4日

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ニューロタン(日本初のアンギオテンシンU受容体拮抗薬:AUA)が8月28日に発売されました。1998年8月28日

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

貧血を治療すると腎臓も良くなる!(エリスロポエチンの腎保護効果)    

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   

腎臓病の血圧は低ければ低い方が良い?! 1998年7月               −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   尿蛋白量が少ないほど低タンパク食の効果が高い 1998年7月            −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   

鎮痛薬を飲%にむならバッファリン1998年4月

 鎮痛薬の多くは腎臓の血液の流れを落としたり、血圧を上げたり悪い影響を及ぼします。

 ところが、運の悪いことに腎臓の悪い人はしばしば頭痛を覚えます。セデス、PL顆粒などアセトアミノフェンを含んだ薬は効果が強いのですが、乱用すると腎臓や心臓を犯します。腎臓では尿細管細胞が破壊されてしまいます。ボルタレンやインダシンなどの薬が最近よく飲まれますが、この系統の中ではクリノリルが腎臓には優しいようです。

 でも、頭痛薬を飲んでかつ長生きしたいのなら、バッファリンをおすすめします。これには血栓予防効果があり、脳梗塞や心筋梗塞の患者さんもバッファリンを飲んでいます。他の薬に比べて鎮痛効果は弱いのですが、そこは少し我慢して、頭痛を起こさないように血圧コントロールや体操、十分な睡眠などに心がけることが大切ですね。なお、バッファリンには胃潰瘍を起こしたり、当然のことですが出血傾向を起こす副作用がありますので、必ず主治医と相談してください。


ホームページ.