Q「IgA腎症は、ずっと続くのでしょうか?」
A「いいえ、15年くらいで決着がついてしまいます。」
これは私見ですが・・・
「IgA腎症にかかったら、ずっと病気の勢いが続いて、一生薬を飲まないといけないんですか?」と言われる患者さんが多いのですが、私は「良い意味でも、悪い意味でも15年くらいで決着がつきます。」とお答えしています。
15年以上前には、IgA腎症に対してステロイドを使うことはあまりありませんでした。つまり、有効な治療法はなかったわけです。
このころの患者さんの経過をみてみますと、だいたい21〜23歳頃に発病して、病気の勢いが強い患者さんでは、15年後の37歳前後に透析に導入されるという、だいたい一定のパターンを示しています。
でも、45歳を越えてから透析に導入される人は全
体の5%以下とわずかで、そのほとんどは高血圧のコントロールが十分でない方でした。つまり、高血圧によって腎臓の血管を痛めて、いわゆる腎硬化症を合併したために腎臓を悪くしていました。45歳以上では、むしろ、IgA腎症の活動性はほとんどなくなっていたのです。
順路
【IgA腎症トップページ
/ホームページ】