題名 「濡れ髪剣法」



いやぁ、邦画ってホントに面白いね。濡れ髪剣法は映画がモノクロだった頃の作品。主演は市川雷蔵。

時は天下太平江戸時代、一人の殿様がいました。殿様は剣術が大好きで家臣の者とよく武芸の稽古をしています。当然、家臣は殿様には気を遣い、ある程度でわざと負けます。しかし、殿様はそんな事気づきません。ある時、許婚のお姫様が来て、姫の家臣の者と殿様が闘う事になります。姫に手を抜くなと言われた家臣は殿様をボッコボコにやっつけてしまいます。

というエピソードの後、殿様は自分を見詰め直す為、自分の地位を隠し、庶民の格好をし、城下を一人で暮らして行きます。

なんたってこの映画は間がいいよ。無くしてしまった日本の心。ワビサビがとても心地よい造りになってると思う。最近のアイドルとかにオンブにだっこの映画とは違う。一体日本人はどうしてしまったんだろうか?素晴らしいモノを駆逐しどうでも良いモノを絶賛する。十年後、某アイドルの何とかって映画観ますか?って観れますか(笑)古き良き時代のものは多分、百年たとうが千年だろうが決して色褪せないはず!!!

                

濡れ髪剣法
製作=大映(京都撮影所) 
1958.11.08 

製作 ................  酒井箴 
企画 ................  浅井昭三郎 
監督 ................  加戸敏 
助監督 ..............  遠藤力雄 
脚本 ................  松村正温 
撮影 ................  武田千吉郎 
音楽 ................  鈴木静一 
美術 ................  太田誠一 
録音 ................  大角正夫 
照明 ................  岡本健一 
スチール ............  藤岡輝夫 
  
配役     
松平源之助  .........  市川雷蔵  
鶴姫  ...............  八千草薫  
おみね  .............  中村玉緒  
            阿井美千子
            大和七海路
            和泉千太郎
            潮万太郎
            島田竜三 
            小堀明男 
            本郷秀雄 
            小川虎之助 
            荒木忍 
            羅門光三郎 
            香川良介