題名 「ラストサムライ」

http://www.lastsamurai.jp/



明鏡止水。

そこには日本がありました。

アメリカ人が日本人に教えてくれた日本の美。様式。魂。ブシドー。

そう、そこには確かに今の日本に失われた日本の美が存在していました。

巨額の制作費。200億。

そんな数字に頼らない魂が存在し、教えてくれ、魅せてくれました。

信忠(のぶただ)。廃刀令のさなか、憲兵に刀を差し出せ!髷を切れ!と無数の銃口を身に受けながらも動じず迷いもなし。しかし多勢に捕らえられ髷を切られた信忠はその屈辱に泣きます。スクリーンを見ていた俺の目から一筋の涙が零れました。

ええ、、。

泣きました。

信忠の最後も見事でした。

渡辺兼。見事でした。

トムクルーズ。見事でした。

真田広之。見事でした。

小雪。見事でした。

脇を固める役者方々。見事でした。

スタッフの皆々様方。見事でした。

とても良い映画に出会えて幸せでした。

最後の侍。

確かにそこに偽り無く存在し魅せてくれました。